
昨今の気象状況では、突然の大雨や増水、台風の大型化などで河川の増水での氾濫の心配がより高まってきております。
わが街厚木市では、そうした事に対策を強化してきており、かなりの部分で整備が進んできております。
厚木市では、過去の浸水被害の教訓を活かし、様々な洪水対策を進めています。
主な対策は以下の通りです。

1. 雨水貯留施設の整備
- あさひ公園地下の雨水貯留施設: 2019年に完成したこの施設は、小学校のプール40杯分もの雨水を貯めることができます。既存の排水路の水位が高くなった際に雨水を取り込み、晴れた日にポンプで排水管に戻す仕組みです。
- 本厚木駅周辺の雨水貯留管: 全長約1.1km、プール14杯分の雨水を貯められる貯留管が2023年3月に完成しました。こちらも既存の排水管の水量が一定に達した場合に雨水を一時的に受け入れることで、浸水被害を軽減します。
これらの貯留施設により、2013年と同規模の雨が降った場合でも、浸水の深さをおおむね10cm以内に抑えることを目指しています。
2. 建築物の水害対策
- 厚木市では、洪水等発生時においても建築物の機能継続(居住継続及び使用継続)を確保するため、建築物の電気設備の浸水対策の充実を図ることを推奨しています。
- 厚木市立病院でも、河川氾濫等の水害時においても病院機能を維持できるよう、浸水防止対策工事を実施しています。
3. 情報提供とハザードマップ
- 洪水浸水ハザードマップ: 厚木市では、水防法に基づき、国・県・市が公表した洪水浸水想定区域図を利用して洪水浸水ハザードマップを作成しています。市民が避難場所などを事前に確認できるよう、市役所のウェブサイトで閲覧・ダウンロードが可能です。
- 神奈川県による河川情報提供: 神奈川県では、河川のリアルタイムの水位情報やカメラ映像をウェブサイトで公開しており、厚木市民も避難に活用することができます。
4. 防災重点農業用ため池
- 全国的に、豪雨による農業用ため池の決壊・損傷が問題となっています。厚木市を含む各自治体では、下流に家屋や公共施設等があり人的被害の恐れがあるため池を「防災重点農業用ため池」として選定し、ため池マップの作成や防災工事の推進など、対策を進めています。
これらの対策を通じて、厚木市は洪水による被害の軽減に努めています。市民としても、ハザードマップを確認し、日頃から避難経路や避難場所を確認しておくことが重要です。
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